入れ歯（義歯）

入れ歯について

入れ歯（義歯）治療は歯の欠損部に下の画像のような人工物を作成して装着します。

 

義歯作成の工程

義歯作成には患者様の状態にもよりますが
１　お口の状態の診査
２　お口の型取り
３　噛み合わせの記録
４　試適
５　完成
６　調整（食事指導や使用方法など）
の行程で作成しております。

治療例

義歯作成の行程基準の１例です（保険適応）

1. まず患者さんのお口の診査を行います。

入れ歯の作成する為の設計や手順を患者さんと一緒にお話をしていきます。
そしてお口の型取りも行います。

 

2. 咬合床の作成

次にお口の模型に作成された咬合床（噛み合わせの記録をするための仮の入れ歯）を作成します。

そしてその咬合床を使って噛み合わせの記録をとります。

 

 

3. 義歯装着のチェック

最終的に完成された義歯を装着してチェックします。

 

4. 最終確認

食事指導や使用方法等を出来上がってからもチェックします。そして痛みがないかを確認して調整していきます。

 

当院ではお口のかたどりに使用する型取り材料を人間の手ではなく、真空練和機械を使用して正確な模型を作製する事により、人工物をより精密に作成させる事ができます。

そのため完成後の調整も少なくなるような入れ歯を作成する事に努めています。

治療例

バルプラスト義歯（保険適応外）

保険の義歯ではどうしても使用材料に制限があります。
そのため本来患者さんの望まれるような義歯がなかなか作成できないことがあります。

また部分義歯とよばれるものは歯にかけるバネがあるため、審美性はもちろんですが、残っている歯にもこのバネの負担は大きく長年使用しているとバネのかかっている歯の失ってしまう事もあり、負の部分もあります。

それに対して開発されたバルプラストと呼ばれる義歯は

１　ピンクの部分使用されている樹脂が特殊で保険の樹脂とは違い柔らかく粘膜や残っている歯にかかる負担がかなり少なくて済みます。何よりも薄く作成できるので喜ばれています。

２　保険義歯で使用されるバネの金具がなく特殊な樹脂でそのまま作成されているため、やはり残っている歯の負担はもちろん審美的にも大変満足されています。

バルプラスト義歯作成に関しましては個人個人お口の状態が違いますので、適応できない場合もございますので、詳しくは担当歯科医師にご相談ください。

 

治療例

金属床義歯（保険適応外）

保険の義歯ではどうしても使用材料に制限があります。金属床と呼ばれる義歯は小部分が金属でできているため、大変丈夫で保険の義歯と比べると６、７倍薄くできているので、とても違和感が少なくてすみます。当院では金属床義歯には３種類を用意しています。

 

１　コバルトクロム義歯

人工関節に用いられる強さと生体親和性をもつポピュラーな金属を使用した金属床義歯です。

ロケットエンジンやジェットエンジン等で使用されている丈夫な金属です

 

２　チタン床義歯

金属アレルギーを徹底的に排除し、安定した強度をもつ高機能の金属床義歯です。

ジェット機の機体やゴルフクラブ等で利用されています。

 

３　ゴールド床義歯

口腔内で粘膜の色と調和する金色と適切な弾力が得られる金属床義歯です。

金は医療用に昔から利用されており、最も信頼されています。

 

　　欠損歯治療のパンフレット（PDF）を見る

 

治療費

入れ歯の治療に関して

入れ歯は左の画像のように取り外しができる補綴物です。
ブリッジとは違い歯をほとんど削りません。

写真
特徴	ミニ義歯と呼ばれるもので、残存の歯を加工してジョイント部をつけて、できるだけ小さく頑丈に作成された義歯です。
価格	1装置　300,000円 （ただし残存の歯の加工物代金は別途）

写真
特徴	バルプラスト義歯とよばれ、保険の義歯では金属の輪を使用しなければいけない 代わりに、特殊な樹脂を使用して歯ぐきと同じ色で作成されています。綺麗です
価格	1装置　170,000円～

写真
特徴	左図のように腐食に強い金属を使用する事によって６倍も薄く違和感を少な くでき、耐久性を上げています。コバルト、チタン、金の３種類があります
価格	1個： 250,000円～

写真
特徴	保険治療でできます。使用する材料に制限がありますが、コストが安く済みます。
価格	1個： 15,000円弱

ブリッジの治療に関して

ブリッジ治療とは歯の欠損している両脇の歯を加工して作成する補綴物になります。
接着して装着するので、入れ歯より違和感がないです。

写真	特徴	価格
	オールセラミック（ジルコニアやE-max）のみで作成されているブリッジです。従来のオールセラミックよりもかなり耐久性を強化し咬合力に耐えられるようにしております。 保険適応外ですが、天然歯と同じくらい綺麗な仕上がりです。	1本：120,000円
	プレシャス合金（金合金）、セミプラシャス合金（白金加金）を金属フレームとして使用してその上にセラミックを塗布して作成されたブリッジです。保険適応外ですが対腐食性が高く、奥歯等の咬む力が強いところにも適応できます。	1本：100,000円～ (金使用量により)
	保険で使用される銀歯（銀含有率やく50%）が連結されています。やはり銀が主成分なので腐食や変形などを起こすため、再治療が何回かあります。	3本で約15,000円弱

 

治療に伴うリスク

入れ歯維持の為の支える歯の負担が増え、残存歯の状態を悪化させることがあります。