平成23年11月17日
本日は右下の奥歯がズキズキ痛みがあり昨日は寝れないくらいだったという患者様が来院されました。
1年くらい前より時々ズキズキした痛みはあったものの我慢できていたので歯科への受診はされなかったという事でした。
早速レントゲンを撮影させてもらい状態を確認しました。実際の見た目は問題ないように見られましたが、レントゲンの状態より被せた冠の下の大きな虫歯があり、歯ぐきの根の底まで大きな膿を形成していました。
画像や患者様の状態、症状より保存が不可能なため抜歯の説明とその後の治療の計画の説明までをいたしました。安全に麻酔をして被せの冠を除去していきました。
銀歯を除去すると想像以上の大きな虫歯と歯ぐきの炎症がありそのまま残根を抜歯致しました。
なかなか放置されていた期間が長いため顎の骨と癒着をしており抜歯も一筋縄ではいきませんでしたが、患者さんの負担なく無事に終了しました。
最後に歯ぐきの治癒を良好にするため糸で縛り消毒を行いました。
患者さんには痛みなく早めにくれば良かったと言っていただきましたが、2、3日くらいは顎が腫れる可能性も説明致しました。
患者さんも安心した様子でしたが、やはり治療した後は必ず専門のクリーニングや予防等でメンテナンスが必要だという事を改めて痛感させられました。なにか少しでも違和感があれば早めの受診をお勧め致します。
投稿日: 2011年11月17日 カテゴリ:むし歯(ムシ歯、虫歯), 口腔外科