平成23年12月8日
本日は3日前に奥歯がズキズキして強烈なお痛みが出ておられた患者様がチェックと続きの治療で来院されました。
前回に初診として来院されて、治療が完全に施せないほどズキズキされたお痛みがあったため、膿を出す為の処置を行うまでが限界でした。
前回お痛みがある中で我慢していただいたので今回痛みや腫れは治まり、少々違和感が残るほどまで回復されておりました。
レントゲン画像より歯の根が膿や炎症で解けてしまっている為、そこに最近感染の症状が出やすく、本来ならば抜歯をしなければ行けません。
症状が本日の段階でだいぶ落ち着いてきたので、患者さんがこのまま保存をきぼうされました。今後も同じような症状を繰り返し起こす可能性が高いので、一度は状態が落ち着いていても、このまま治療して保存させるときのリスクを説明致しました。
そのため本日は残りのコアと呼ばれる銀でくい打ちしされている部分を丁寧に取り除き、感染根管治療を施しました。
この感染根管治療は歯の根を綺麗にしてそこからたまったいる膿や炎症症状から来る内圧を解放して、再度根の根管に防腐するためのお薬を入れていきます。通常問題なければ4、5回ほどの通院で終了できますが痛みや患者さんの歯の根の状態によりかなり長期間治療がかかる事もあります。
本日は歯の根をルートチップと呼ばれるお掃除の器具で綺麗にして内圧やうみが出れるように工夫されたキャップにて閉じて終了しました。
予防や定期的な検診をされてひどい状態にならないように普段からのプロによるチェックとメンテナンスがとても大切になる事を説明させていただきました。
特に今まで歯の神経治療を施された歯がある場合は痛みや不具合の症状がなくても年に2、3回の噛み合わせのチェックや普段行き届かない専門の器具によるクリーニングを受診していただく事をお勧め致します。
投稿日: 2011年12月8日 カテゴリ:神経処置(根管治療)