平成23年11月24日
本日は以前に初診でご来院された患者さまの治療で、歯根が破折しており保存が不可能なため、抜歯の治療をおこないました。
なるべく残せる歯は患者さんの意向も重視して残すようにしておりますが、今回はレントゲン診断の時点で残してしまった後の他の歯に影響するリスクが高い事より抜歯となりました。
レントゲン画像のように差し歯が歯の根を突き破って破折してずれている事が分かります。実際の画像も内側より茶色くなった歯根が破折して歯肉の上に出てしまっております。
麻酔処置の後に差し歯が2つ連結固定されて装着しておりましたので、それを除去いたしました。割れた歯の根がこれで見えやすくなりましたので、なるべく患者さんの負担が少ないようにそのまま歯の根の抜歯を行いました。
歯ぐきの治癒がなるべく早くなるように糸で綺麗に閉じました。そしてその後すぐに食事で咬めるように仮の歯を連結固定して装着しました。
抜歯後には色々な治療法があります。保険内治療でできる範囲と保険外治療になる範囲と様々ですが、今回は抜歯処置の前に事前にカウンセリングを行いブリッジと呼ばれる処置を選択希望されたいましたので仮の歯を3つ連続固定してしばらく様子を見る事になりました。
患者さんも抜歯を痛くなくできたので安心しましたと喜んでいただきましたので、とても良かったです。
投稿日: 2011年11月24日 カテゴリ:ブリッジ, 口腔外科