平成24年5月20日
こんにちは千葉県船橋市の本町にあるベリーデンタルクリニック、歯科医師の久保です。本日は朝から晴天に恵まれここ船橋市でも夏日を記録する日になりました。
今日は前歯が突然お食事中に折れてしまわれた患者様が来院されました。破折後もしみたり痛みはないということでした。20年以上前に神経治療を施し差し歯を被せた歯とのことでした。
レントゲン撮影をして状態を確認してみたところ、歯の根の歯根と呼ばれるところは問題なく、歯冠と呼ばれる歯ぐきから上の部分の歯が折れているだけでした。
またかなりの年月の経過に伴い差し歯の土台に使用されるピンが下の画像のように劣化しておりました。 (画像上:挿入されていた劣化したピン 画像下:新しいピン)
破折の仕方によっては抜歯になる場合もあります。今回の患者様の場合は折れた部分のところに問題なく歯の土台治療を施すことができるのでよかったです。
患者さんの歯の状況や噛み合わせ、希望される材料により破折のリスクに違いが有りますが、やはり定期的に(年2〜3回)はチェックと差し歯の縁周りを専門的な器具を使用してメンテナンスをして頂くことが必須となります。