平成24年2月20日
本日船橋は朝から晴天に恵まれてここ最近の寒さからすると気温も上がり暖かい1日となりました。
今日は咬むととても痛く、激痛で食事のみならず噛み合わせられない、何もしなくても側頭痛まで出ている事があるという患者様がご来院されました。
こちらの患者様は以前より当院にて治療をさせていただき数ヶ月前に治療が終了し定期的にチェックをさせていただく事になっておりました。
その当時もとても噛み合わせる力が強いので歯ぎしりやくいしばりから発生する咬合力から歯を守る為の予防としてマウスガード等の予防処置の説明などをさせていただいておりました。
噛み合わせの力だけで歯が壊れて抜くような可能性がある事も大げさかと思われますが説明しておりました。
レントゲン診断でははっきりと診断を断定するのはなかなかできず、患者さんの症状と歯の状態も考慮に入れて一番奥の歯の古い金属をまず除去する事から致しました。
古いアマルガムと言う水銀含有の合金を除去して麻酔が効いているうちに処置を進めていくと、見事な破折線が歯の奥まで発生していました。
痛みの原因は破折による神経への感染と咬合力によってさらに激痛があるためとわかりました。このため今回神経治療は必須ですが破折によって処置後も噛み合わせても状態が改善しなければ抜歯となる事も説明しました。
過去の何十年も前の修復材の変形などを考慮しても、今回は患者さん自身の咬合力自身による咬み壊しが原因と診断させていただく事になりました。
以外に咬む力が強いというのは自身では自覚できないので、やはり専門家に受診して普段からの予防やアドヴァイス、定期的なチェックをしてもらう事が重要であるかと思われます。
今回も習癖や食事指導等、マウスピースの使用をお勧めしました。