平成24年2月17日
本日は昨日からの粉雪はなくなり寒さはまだありますが、朝から晴天に恵まれました。
昨日奥歯に痛みがあり約数ヶ月我慢をしていたが耐えきれなくなって抜いてほしいという患者様が来院されました。レントゲン撮影診断の後に説明をして本人の希望のように保存が不可能だったため抜歯となりました。
本日はその抜歯後の消毒処置にきていただきました。抜歯を行うとやはりその後の抜歯後感染を予防しなくては行けません。お口の中には虫歯菌や歯周病菌をはじめ様々な細菌が常在しており抜歯後に感染をしてしまうと治癒するのに長くかかる場合があります。痛みも激烈に伴う事があり消毒と言ってもなめてはいけない大事な処置になります。
昨日の患者様はレントゲン画像より歯の根の先の部分に病巣感染を起こしており、本人の体調具合によっては激烈な痛みに変わってしまう状態にもあったと思われます。また今回は被せた銀歯を支えている歯の根が股下のところで破折しておりそこにも病巣を感染させているため再治療が不可能となっておりました。
説明後に抜歯を行いました。歯ぐきの状態を早く治癒させる為に縫合して抗生物質と炎症痛み止めを処方いたしました。このような状態になってからの抜歯になっている為1週間くらいの腫れや炎症がまだ続く可能性も説明いたしました。
本日そのチェックと抜歯後の感染防止のため消毒にきていただきました。腫れや痛みもなく患者さん本人も喜んでおりました。通常はこの患者さんのように激烈な痛みや腫れで抜歯をしなければ行けない場合は炎症が抜歯後に続く事が多いですが、今回は次の日には消炎できましたが、運が良かったのだと思われます。何よりも早めの受診をお勧め致します。
もちろん油断はできないので注意事項を説明して約1週間後くらいに抜糸を行う事になりました。その後の治療計画も再度説明して治療後の予防や傷みが出たら早めの治療来医院そして治療の継続がとても大切な事も説明させていただきました。