平成23年12月3日
本日は昨日の真冬日のような気候に引き続き朝からとても冷たい雨と風が強く吹いている荒れた一日でした。
そのような天候の中でも患者様のご来院ありがとうございました。
今日は右下奥の親知らずが横になってそのまま生えきらずに歯ぐきの痛みが出てしまっている患者様の消炎処置をさせていただきました。
レントゲン画像のように本来のまっすぐ直立された状態ではなく、右横に倒れたまま顎の骨の中に埋まってしまい、前の歯にぶつかり出て来れない状態になっていました。
以前にもブログで記載された患者さんのなかにも同じような患者さんがいらっしゃいましたが、今回はご本人が抜歯を希望されていたため、本日消炎処置を行い次回に腫れや痛みが引いた後に抜歯予定となりました。
下の画像のように歯ぐきの中から少し親知らずの頭が出ています。点線でなぞったイメージ画像では親知らずが横になっている状態が分かります。そのため前の歯との間に物が詰まりやすくなり、腫れや炎症を引き起こしひどい場合には親知らずの周りの顎や側頭痛まで出る事があります。
なるべく抜歯をしないで、消炎処置で様子を見ていく事も可能ですが、親知らずのみならずその前の歯にも虫歯を発生させる事があるため、将来的には抜かなければならなくなる事が多いかと思われます。その時期の患者さんの体調や周囲の歯の状態により患者さんの希望をお聞きした上で治療方法を一緒に決めていきます。
投稿日: 2011年12月3日 カテゴリ:口腔外科