平成23年11月7日
本日は下の歯の親知らずでお悩みの患者様が来院されました。
数ヶ月前よりジーンとした痛みや歯ぐきの違和感などを感じてきて、最近になり時々ズキズキする事もあるとの事でした。
親知らずが曲がっているため(真横に寝ている状態:水平埋伏智歯)、中の状況を詳細に確認するのにレントゲン写真を撮影させていただきました。
親知らずの周りの歯周組織の炎症と親知らずの虫歯が主な原因でしたが、その虫歯の処置を完全に行う事が困難な状況でもありました。このような状態の場合は親知らずを抜歯しなくては行けません。
患者さんもものすごく不安がありましたので、
1 将来的にひどくなりどうしても我慢ができなくなった時に抜歯を行う
2 親知らずの前の歯まで虫歯が及んだ時にすぐ親知らずの抜歯を行う
3 定期的にチェックしてその時の状況で判断していき、今回は抜歯をしない他の方法を選択する
4 今の段階で抜歯を行って完全に治療していく。
その他にも色々お話をさせていただき、それぞれのリスク等を説明致しました。
その結果 3の選択肢を本日処置としてさせていただきました。
まず、周りの歯ぐきケアと歯周ポケット洗浄を行い、虫歯の処置を可能な限り取り除く処置を行いました。
最後にうまく親知らずの虫歯のところにコンポジットレジン修復をおこないました。
定期的なチェックがとても重要な事をお話しさせていただきました。
最後には患者さんの緊張も不安もなくなって笑顔でお話ができたのでよかったです。