平成23年10月28日
今日はなかなかご本人では気がつきにくい虫歯の状態の患者様がご来院されました。
痛くなく、腫れもない状態でしたが、時々しみる事があり食べ物が詰まる事もあるという状態でした。
特別痛みがないので、今まで歯科医院を受診されてこなかったという事でした。
下の画像のように上の歯で噛み合わせる歯の面はご本人では虫歯の有無を普段からチェックする事は大変難しいです。着色とは違う色がついてきたり、食べものの小さいかすが詰まる等の症状がありましたら、できるだけ早く受診してチェックをしてもらった方が良いかと思われます。
下の画像は上の画像の歯の内側から方向を変えて撮影した写真です。歯と歯の間に黒く虫歯になっている状態がわかります。この隣接面カリエスとよばれる状態はなかなか最初は自覚症状がでにくいのです。
年に数回を定期検診としてクリーニングや歯ぐきの状態のチェックと同時に細かくこの隣接面カリエスがないかどうかもチェックしております。
普段の予防法としては普段の歯磨きの習慣以外に1日1回は必ず歯間ブラシや特にデンタルフロス(糸ようじ:歯と歯の間に糸を通して清掃するもの)を使用される事をお勧め致します。
当院の予防歯科でも個人個人歯の状態は違われますので、その方に合った予防法の指導もさせていただいておりますので、何かございましたらお気軽にお尋ねください。