平成23年10月26日
本日はブリッジと呼ばれる治療が必要である患者様の処置をさせていただきました。
ブリッジとはその言葉のように橋をかけるという意味で、下の画像のように抜歯を行って歯を失った場合にその両脇の歯を利用して処置を施します。
歯を削らなければ行けませんが、インプラント(オペ処置)や入れ歯(出し入れする義歯)等の他の処置を選択されない場合に用いられる処置です。
それぞれの処置にメリット、デメリットはありますが、いかにデメリットの条件を材料選択にて取り除いていくかが鍵となります。
保険で適応できる前歯に関してのブリッジの材質は銀合金(12%パラジウム、銀約50%、その他)とプラスティックです。ブリッジ処置は歯ブラシがなかなか隅々まで届きにくいので、再度虫歯などに羅患して再治療になる事がしばしあります。また銀合金による腐食や変形などでも再治療になる事もあります。
これはプラスチックがプラークと呼ばれるネバネバした細菌の塊を付着させやすく、一度付着するとなかなか歯ブラシでは落ちにくくなります。
また銀合金の主成分が銀ですから腐食や変形等の耐久性に乏しくよく噛む力がかかる部位やお掃除がしにくい部位のブリッジ処置には歯科医院での専門のクリーニングが頻繁に必須となります。
全ての保険適応材料がだめな事ではありませんが、デメリットを取り除く為にプラスティックの部分をセラミック(天然の歯のような綺麗で審美的な面が向上される事だけではなく、プラークの付着がほとんどない)と50%から80%強の金合金(腐食や変形が少ないので耐久性が良い)で作成してもらうとブリッジの耐久性やデメリットが克服できると思われます。
上の画像は実際の上の前歯にブリッジ処置をセットさせていただいた画像です。
再治療にならないようにできるだけ長持ちさせる為にも、日々のお掃除と定期的なチェックそしてなによりもプロにる(歯科医院での)専門的なメンテナンスをしていかなければいけません。