平成23年8月31日 水曜日
今日で夏休みも終了です。本日来られたお子様の患者様もちょうど治療が終了したので喜んでもらえました。
本日は銀歯と呼ばれる保険でできる補綴物のお話をします。
虫歯の治療で虫歯を除去した後に噛み合わせに対応できる人工物を詰めなければいけません。詰めもの、かぶせものと呼ばれる補綴物です。
日本の保険制度では詰めもの、かぶせものは銀合金とよばれる(銀約50%にパラジウム12%、他混ぜ物)銀歯というものだけが適応されています。
本来は銀歯以外でも治療の選択がたくさんありますが、保険制度では銀歯のみが適応なため、保険外治療をしない限りは銀歯になります。
もちろん問題ない事もありますが、咬んでて痛みがある、何かしみる、よく噛めないなど一度治療した銀歯のところが違和感がでてくることがあります。
下の図のように銀歯に違和感があるので除去した画像です。銀歯の変形や腐食により虫歯が見つかりました。除去してお薬(セメント)で一時的に様子を見ます。
全ての銀歯がだめではありませんが、よく使う歯や力がかかる歯、何度も銀歯の変形や腐食により再治療する歯は、銀ではなく違った材料で治療する事も必要な場合があります。